マイホームを購入するときはどのタイミングで購入したら良いのか
マイホームを持ちたいという夢があるけれど、具体的にどのようなタイミングで購入すれば良いのか分からないという問題を抱えている人は少なくありません。タイミングを誤ってしまうと、もう少し貯金しておけば良かった、もっと早く決断しておけば良かったと後悔することになるので、実際に住宅を購入している人のタイミングの決め方を知っておくと良いでしょう。
どのタイプの住宅を購入する場合も、30代から40代にかけて購入者が多い傾向がありますが、住宅の種類によって平均年齢は少しずつ違ってきます。種類ごとに平均年齢を確認すると、分譲戸建住宅は約39歳、新築注文住宅は約41歳、分譲マンションが約42歳、中古戸建住宅が約46歳であることを知っておきましょう。ただし、これはあくまでも平均年齢であり、20代や30代前半で住宅建築や購入を行っている人もいますし、もっと年齢を重ねてからマイホームを持つ人もいます。分譲戸建住宅や注文住宅、分譲マンションや中古戸建住宅のいずれを購入する場合も、平均年齢を参考にするのであれば30代から40代にかけて購入することになるでしょう。
ですが、30代や40代であっても十分な貯蓄や支払い能力がなければマイホームを購入することは難しいですし、反対に若くても十分な収入や貯蓄があればマイホームを買うことができます。年収の5倍ほどの価格であれば家を買うことができると言われることが多いですが、実際にはそれ以上の費用となってしまうことが多いので注意が必要です。現実的には、1年の住宅ローン返済額が年収の25%におさまる状態であれば無理なく返済できると言われることが多いため、年収500万円の人であれば年間返済額が125万円ほどであれば生活費を無理に削ることなくマイホームを購入できるでしょう。
年齢や収入以外には結婚や出産、両親との同居を始めとする様々なライフスタイルの変化をきっかけとしてマイホームを買う人が多く、この場合も30代から40代が多いと言えます。タイミングに迷ってしまう人は非常に多いはずですが、無理なく住宅ローンを支払うだけの返済能力がある場合は、思い立ったときやライフスタイルの変化に合わせて買うことがおすすめです。平均年齢であったとしても返済負担額が非常に大きくなってしまい、無理のある生活を送ることになる場合は、貯蓄を優先してマイホームはもう少ししてから買うという選択をすることもできます。平均年齢だけを参考にするのではなく、自分たちの収入や返済能力をきちんと考慮してタイミングを決めると、マイホームを買った後で後悔するリスクが下げられるでしょう。

